平成29年度

宇都宮市/中心市街地における賑わい効果等の測定に係る調査研究

「宇都宮市/空き家等活用によるコミュニティ形成・空間活用事業」
代表者:長田哲平(地域デザイン科学部社会基盤デザイン学科 助教)
共同研究者:

  • 宇都宮市 総合政策部地域政策室
  •  地方都市では、人々は自動車に依存した生活となっている。そのため、買物は広大な無料駐車場を利用できる郊外の商業施設を利用し、中心市街地の商業施設は客足が離れ、撤退を招いている。その結果、中心市街地全体の魅力が減り、さらに歩行者通行量が減少し、賑わいが減っている。そこで、賑わいを定量化するために歩行者通行量に着目する。歩行者通行量の変動を定量的に把握するために、自治体や商店街などは、定期的にカウント調査を実施している。しかしながら、カウント調査は多くの調査人員を必要とし、調査人員が多くなれば調査日の変更や調査回数の増加は容易ではなく、実施日の気象条件やイベント実施状況により、特異な値を示す可能性がある。そこで本研究では、計測とデータ処理が簡便な赤外線を利用した受動赤外線型自動計測器を中心市街地の通行量調査に活用可能か検証した。