多文化共生に向けた地域の防災対策に関する調査研究

「多文化共生に向けた地域の防災対策に関する調査研究」 令和元年11月15日~令和2年3月31日

  • 代表者:坂本文子(地域創生推進機構地域デザインセンター 特任研究員)
  • 共同研究者:特定非営利活動法人 とちぎボランティアネットワーク
  •  NPO法人とちぎボランティアネットワークと共同研究を実施した。本研究は、地域の防災について外国人住民を含めた視点から見直し現状と課題を明らかにすることを目的に、A地区におけるフィールドワークおよび宇都宮市コミュニティFMを活用した防災対策に向けたアクションリサーチを行うものである。
     A地区でワークショップを行った結果、普段外国人住民と接する機会がある者であっても自身の先入観に対する気づきなどを得た。その後、A地区に住む技能実習生と地域サロン参加者で防災マップを確認する場の創出につながった。また、コミュニティFMの活用として、防災グッズに関する多言語(英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、ベトナム語)を用いた5分間番組をコミュニティFMとの協働で制作し3か月間放送した。同じ防災グッズであっても出身国(母文化)によって説明の仕方を変える必要があることが明らかになった。