地域デザインセンター・ユース
生理用品常設プロジェクト
大学内での生理用品常設に向けて
宇都宮大学では、「宇都宮市つながりサポート女性支援事業」にて済生会宇都宮病院様から提供された生理用品がトイレに配置されていますが、コロナ禍の困窮をきっかけにした事業のため、2023年度で終了します。
私たちは、多くの学生が生理用品の設置継続を望んでいる声を受けて、この取り組みを「地域や大学の協力を得ながら、来年度以降も継続していきたい!!」と思い、今回このプロジェクトを企画しました!
地域・企業と一緒に取り組むことで、女性活躍を推進する企業の大学生への認知度向上や啓発に繋げていきます。
地域のみなさん・企業のみなさんの協力を得ながら、生理用品の常設ができればと考えています!
<学生の声:生理用品の学内設置を望む理由とは?>
・急に生理が来てしまった時に助かる。
・意外と生理用品は高いので、1人暮らしの身からするとありがたいため。
・パートナーが無償の生理用品に助けられると言っていたから。
<実施主体:学生団体Free!!!!について>
私たち学生団体Free!!!!は、これまで生理用品の無料配布やジェンダーに関するワークショップをダイバーシティ研究環境推進本部と地域デザインセンターと共に開催してきました。
本企画においても、協力企業の募集から生理用品の個室設置まで、大学生として主体的に取り組んでいきます!!
活動の様子はInstagramから:学生団体Free!!!!
協賛企業のご紹介
1.株式会社 アカデミック・ロード #教育 #人材育成
■当プロジェクトを応援する動機
このプロジェクト自体は、友人の経営者から聞いて知りました。やはり私が女性であることと、若者の助けになりたいという想いで、このプロジェクトを応援しようと思いました。若者を支援する方法の一つに寄付があると思いますが、このプロジェクトでは、支援方法が生理用品を購入するという手段まで具体的に提示されていたのがとても素敵だと感じました。私自身宇都宮大学の出身なのですが、学生の頃にはこういった取り組みが無く、生理用ナプキンが無く困った経験がありました。そのため、このプロジェクトに協賛することで、学生の力になりたいと思っています。また、このプロジェクトで助けられた人たちが、後に他の人たちを助ける活動をするといった、助ける連鎖を生み出していけたらいいなと思っています。
■企業の紹介
アカデミック・ロードは、宇都宮市に本社を置く英語専門塾です。小学生から大学受験まで、幅広い年代の生徒に対して、多読・多聴やライティングを重視したレッスンを行っています。英語で書かれた物語などを読むことによって、思考を通したインプットをした後、ライティングによりアウトプットすることで、0から英語を始めても高校2年生で英検準1級レベルを目指すことができます。アカデミックロード独自のカリキュラムがあり、日本にいながらも世界で活躍できる英語を身につけることが可能な環境を提供しています。
また、小学生向けの英語の読み聞かせを行うNPO法人(NPO English Shower Tochigi)を運営しており、宇都宮大学DIVEーINともコラボした活動も行っています。
■女性活躍推進に関する取り組み
私は女性がもっと活躍する世の中になって欲しいという想いからとちぎ女性活躍応援団に加入し、働き方改革や女性活躍を推進する活動を行っています。現在、会社では3名の女性社員が働いています。会社内での女性支援としては、女性が働きやすいような環境を整えるという目標を掲げて取り組んでいます。具体的には、産休や育休を積極的に取得できるよう促したり、時短労働や週3・4日の勤務を可能にして勤務体系を柔軟なものにしたりなど、制度を整えています。最近では男性でも育休を取得しており、支援の効果が表れています。会社外での支援としては、寄付や読み聞かせをしたい方への支援を行っています。これは直接的な女性支援ではありませんが、女性が活躍してもらうための支援になるよう活動しています。
■学生へのメッセージ
宇都宮大学の学生さんは自分の興味関心のある分野でボランティア活動などを積極的に行っていますが、そういった活動は生きていく上で糧になりますので就職のためという理由ではなく頑張ってほしいですし、そういった活動を継続してほしいと思っています。アカデミック・ロードでは多読多聴という活動を通してできるだけ多くの人に英語を好きになってもらうことはもちろん、そうして英語を好きになった人が世の中に出て、活躍してもらいたいという想いがあり、日々の仕事に取り組んでいます。今お話した活動に興味があるという教師を目指している学生、読み聞かせをすることに興味がある学生には是非コンタクトを取っていただきたいです。
株式会社 アカデミック・ロード WEBサイト
2.株式会社 広築 #製造業 #工業炉
■当プロジェクトを応援する動機
弊社は本社が兵庫県の姫路市にありますが、とちぎ女性活躍応援団繋がりから那須工場よりこの取り組みについて伺いました。弊社にも宇都宮大学の卒業生が数人在籍しており、宇都宮大学とはご縁があるため何か力になれればと思いました。BtoBの企業であるため人との関わりが薄い印象を持たれるかもしれませんが、だからこそ人との繋がりを大事にしたいと考えております。また、学生や若い人主導で自分たちの周りをよりよくしようというビジョンが素晴らしいと思い、ぜひ協力したいという話になりました。
■企業の紹介
私たち株式会社広築は主に工業炉の設計・製造・メンテナンスを行っている企業です。グローバル事業展開も積極的に行っており、ヨーロッパ・アメリカを中心に1970年代から多くの企業と技術提携を実現しています。BtoBの企業なので一般的には知られていないかもしれませんが、「すべての製品が一度は工業炉を通る。」と言われている程に工業炉はものづくりにおいて欠かせないものです。そういったものづくりの根幹を支えていくのが我々の仕事です。
■女性活躍推進に関する取り組み
弊社は「栃木県いいしごといい家庭」の登録もしており、女性活躍の推進体制を進めています。従業員の90%が男性と、まだまだ女性の方が少ない業界ではありますが、現在は設計職や施工管理で働く女性も増えています。産休育休制度や時短勤務を取り入れており、休暇を取りやすい雰囲気作りに努めています。実際に弊社では機械設計を7年している女性の社員がおりますが、二人目を出産し現在は育休を取っています。
■学生へのメッセージ
弊社は転勤もほとんどなく、部署の希望が出せるので、働きたい地域に合わせて働けるのが魅力の1つです。更に現在は生活が変わった後でも働ける環境づくりを推進しており、女性の方でも働けるようなクリーンな会社を目指しています。また、インターンシップや会社説明会も行っているので、もし興味がある方がいらっしゃいましたらぜひご参加ください。その他の皆様も「広築(ヒロチク)」の名前だけでも覚えてくださると 嬉しいです。
株式会社 広築 WEBサイト
3.株式会社 サクシード #人材 #コンサルティング
■当プロジェクトを応援する動機
弊社には宇都宮大学のOBやOGが多く在籍しており、栃木にある企業から宇都宮大学へ支援する3C基金に以前から寄付しておりました。そのご縁もあって、こちらのプロジェクトに参加させていただけることになりました。私自身、学生時代使っていた学校の施設にこのような形で協力出来ることを嬉しく思っています。
■企業の紹介
株式会社サクシードは、経営コンサルティング、事業承継・M&A、補助金・公的施策、DX、教育・人財育成、メディア運営の6つの領域に渡って地域の中小企業が抱えるお悩み事を、お客様とともに解決へ導くコンサルティング会社です。弊社の企業名であるサクシードは、その和訳である「引き継ぐ」というコンセプトからきており、「次世代により良い社会を引き継ぐ」を経営理念に掲げております。日本の中小企業が持つ技術や文化、地域の人財を守り発展させるためにご支援をしています!
■女性活躍推進に関する取り組み
弊社には子育て中の社員や家族の介護を行いながら働く社員など、様々な社員がおります。こういった一人何役もこなしながら生活をしているのは何も弊社社員に限ったことではありません。“女性活躍推進”ということで女性だけを切り取るとすれば、女性は結婚や出産などライフイベントとキャリアの両立がまだまだ難しいと感じる方が多いようです。弊社では、仕事も家庭も大切に出来るよう、お子さんの年齢にとらわれることなく活用できる時短勤務制度を整備したり、常日頃タスクをチーム内で共有し家族の体調不良時はいつでも休めるように工夫したりしています。また、コロナ禍もあり一気にテレワークを定着させることもできました。弊社では社員だけでなく、社員の家族も幸福な毎日を過ごしてほしいと考えています。なので、緊急のお休みやテレワークなどは何も女性社員に限ったお話ではなく、性別に関係なく社員皆が積極的に活用しています。
子どもがいる親、家族の介護、家業、副業など多岐にわたりますが、サクシードは自分らしい生き方、働き方をつくりだしていける会社です。その一例として、時短勤務制度の新設があげられます。以前までこの制度はありませんでしたが、育児と仕事を両立させられないかと思い要望を出したところ、制度として採用していただきました。男女問わず働きやすい環境整備に柔軟に対応していただいております。また、タスクをチー ムで共有することで、急な休みにも柔軟に対応出来る環境になっています。他にも、県内でも早い段階でテレワークを実施しています。子どもの急な病気や体調不良などの際はテレワークに切り替えて仕事に取り組めるため、ここ数年で子育てのしやすい環境づくりが一気に進められ、働きやすくなりました。
■学生へのメッセージ
サクシードは、次世代に繋げていきたいという地域企業様の潜在的な気持ちに真摯に向き合う企業です。コンサルタントは思いやりのある方ができる職業なの で、男性だけでなく女性も活躍できます!
また、弊社では大学生向けにインターンシップの募集をしています。私もインターンシップをきっかけに弊社へ就職しました。実際のインターンではWEBメディアの運営を経験し、全国の良い企業を紹介する記事の作成や企業の研修運営に携わることができ、就職活動において視野が大きく広がる良い経験となりました。地域企業の経営や日本の社会課題に関心のある学生さんには、勉強になるインターンシップだと思います!本社は宇都宮大学峰キャンパスから歩いて10分の場所にあるので、ぜひ気軽にお話しに来ていただけると嬉しいです。
株式会社 サクシード WEBサイト
4.弁護士法人 宇都宮東法律事務所 #法律 #弁護士
■当プロジェクトを応援する動機
このプロジェクトの情報は、県が発行する女性活躍応援団のメーリングリストから知りました。学生の皆さんが声を上げた取り組みを応援してあげたいとの気持ちや、自分たちが所属する地域社会に貢献できる取り組みをしたいとの思いもあり、今回、このプロジェクトにご協力させていただきました。
■企業の紹介
弁護士法人宇都宮東法律事務所では、ホームページでの積極的な情報発信、夜間や土日祝日の相談対応、顧客アンケートを用いたサービス改善、顧問先の従業員の方向けの無料法律相談制度(従業員支援プログラム・EAP)などを実施することで、弁護士に相談をすることの敷居を下げて弁護士が身近な存在であることを知ってもらい、地域の皆様が弁護士の提供するリーガルサービスに気軽にアクセスできるように心がけています。当事務所は、地域一番の総合病院型の法律事務所を目指すべく、交通事故、遺産相続、企業法務、債務整理、離婚・男女問題、不動産、労働問題、刑事事件など様々な分野に力を入れております。
■女性活躍推進に関する取り組み
当事務所では、女性のセカンドキャリアを積極的に応援したいと考えております。事務所には子育てと仕事を両立させながら働いてくれている女性が数多く在籍しています。所員の働きやすい職場環境の構築を支援するとともに、所員の能力をしっかりと開花できるような働き方ができる職場を目指していければと思っております。
■学生へのメッセージ
当事務所でも数年前からトイレへの生理用品の設置、生理休暇の付与をしていますが、まだ活用自体が少ないというのが現状です。そのため、皆さんが「学生の声」として発信した社会課題への取り組みを当事務所としても積極的に応援したいと思いました。この経験を生かしてこれからも是非頑張ってください!
弁護士法人 宇都宮東法律事務所 WEBサイト
5.有限会社 存じやす #飲食 #物販
■当プロジェクトを応援する動機
以前から、社会に浮き上がる多くの課題を少しでも解決するために何か手助けができればという思いがありました。そのような中で、コロナ禍においてさまざまな分野で貧困問題が浮かび上がっていることを知りました。貧困問題の一つとして生理用品が困窮していることを知りましたが、男性にとってはナイーブな問題なためどのように支援するか悩みました。バイトの子たちに聞いてみたところやはり大変な状態であることを感じ、このプロジェクトを応援することにしました。
■企業の紹介
1932年創業の歴史ある飲食店で、現在は宇都宮市中央で「びふてき洋食/存じやす」「存じやす 極」「デリカ 丸〆商店」(存じやす名物のピクルス、コールスロー等の販売)の計3店舗を経営しています。それぞれ価格帯や雰囲気は異なりますが、伝統の味を守りつつも、来てくれたお客さんが常に満足できるような料理とサービスを提供し、幸せな気持ちで帰ってもらえるようにすべての店舗で心がけております。「存じやす 極」には度々著名人が来店していただくこともあり、私自身も多くの体験をしています。
■女性活躍推進に関する取り組み
弊社では、多くの女性スタッフも働いています。女性用トイレには、全室、生理用ナプキンを常設して、女性の方に快適に過ごしていただける空間づくりを目指しており、女性のお客様にも大変ご好評をいただいています。ジェンダー問題は、難しい問題ですが、性別ではなく、ひとりひとりを人間として大切にしていくべきだと考えています。そのために、私たちは、さまざまな活動に積極的に参加し、社会のために貢献できればと考えています。
■学生へのメッセージ
私のモットーは、「言い訳をしない、人のせいにしない、嘘をつかない」です。自分に自信をもって生きることが大切であると感じています。私は、学生時代、経済的に厳しく、苦しい経験をしました。この経験から、自分の子どもたちや学生の方々には、自分と同じような経験をしてほしくないと思い、その支援のために私ができることをできる限り行っていきたいと考えています。貴重な学生時代を大切に頑張って下さい。応援しています。
有限会社 存じやす WEBサイト
その他、複数の個人様からご寄付いただいております。
<地域デザインセンター・ユース 生理用品常設プロジェクト 実施主体>
当プロジェクトは、地域デザインセンターがサポートしながら大学生たちが主体となって社会課題に取組む活動、「地域デザインセンター・ユース」プロジェクトの一環として実施しています。学生団体Free!!!!を活動主体となり、本学ダイバーシティ研究環境推進本部と連携しながら取組んでいます。
宇都宮大学 学生団体Free!!!!
宇都宮大学 地域デザイン科学部附属地域デザインセンター
宇都宮大学 ダイバーシティ研究環境推進本部