宇都宮大学地域デザインセンター地域防災シンポジウム2023
防災士・地域防災実践者の組織化とリカレント教育
~栃木県内の"被災後の実践"から探る~
12月1日(金)にライトキューブ宇都宮(宇都宮駅東口交流拠点施設)にて、宇都宮大学地域デザインセンター地域防災シンポジウム2023「防災士・地域防災実践者の組織化とリカレント教育~栃木県内の"被災後の実践"から探る~」を開催し、240名の参加がありました。
[第1部]
●開会ごあいさつ
●地域防災の推進に向けた宇都宮大学の取組
●栃木県における防災・危機管理の取組(栃木県危機管理防災局・県土整備部)
●防災士・地域防災実践者による実践報告
第1部では、藤原浩已地域デザイン科学部長と石井大一朗地域防災部門長による本学の取組の説明の後、栃木県危機管理防災局竹澤智明参事兼危機管理課長と同県土整備部日原順河川課長から「栃木県における防災・危機管理の取組」と題し、ご報告いただきました。
また、「防災士・地域防災実践者による実践報告」と題して、「おやま防災」(宮岸誠さん)と「防災士ママくらぶさくら」(渡邊文香さん、酒井美珠季さん)の実践について話を伺いました。おやま防災は、「人がつながる災害支援ネットワーク」として、市民同士の助け合いの仕組みの実装に取り組んでいます。防災士ママくらぶさくらは、子育て世代・女性の視点で、子どもや家族向けに防災に関する学びの場づくりを行っています。
[第2部]
●共創de地域防災フェス
・企業、NPOなどによる出展、ステージ発表
(出展者|尾西食品/おやま防災/鹿沼市社会福祉協議会/損害保険ジャパン栃木支店/TABUWATA/とちぎ学生防災サークル/栃木県防災士会/栃木トヨタ自動車・トヨタウッドユーホーム/西那須野中学校/宇都宮大学社会共創促進センター〈50音順〉)
・「栃木県の大学等による防災・減災活動連絡調整会議」覚書調印式
第2部では、栃木県内で地域防災に取り組む関係者が一堂に会する「共創de地域防災フェス」を行いました。当日は、10団体による出展があり、各ブースの前では様々な交流が生まれていました。また、ステージ上では、災害ボランティア活動に取り組む本学の学生サークル「宇大生プロジェクト(UP)」や出展者による発表(ショートスピーチ)もありました。
また、今回のシンポジウムにあわせ、足利大学、国際医療福祉大学、作新学院大学・同女子短期大学部及び本学の学長らによる、「栃木県の大学等による防災・減災活動連絡調整会議」覚書調印式も行われ、報道各社にも取り上げていただきました。
[第3部]
●車座トーク・地域防災力UP
第3部では、参加者間の意見交換(グループディスカッション)を行いました。冒頭、栃木県防災士会で活動する3名の防災士から話題提供があり、それらを踏まえ、防災士の活動や地域防災推進における大学の役割について議論しました。議論の中では、世代を超えた防災教育やハード・ソフト両面の対策、平常時からの災害対策につながる研究の必要性が挙げられました。
最後に、山岡暁地域デザインセンター長から、今後の本学の取組として、防災士の応用教育プログラムの実践や組織化・ネットワーク化の展望が語られました。
宇都宮大学地域デザインセンター地域防災シンポジウム2023 ポスター詳細(.pdf)
プログラム
- 1.開会ごあいさつ
- 2.地域防災の推進に向けた宇都宮大学の取組
- 3.栃木県における防災・危機管理の取組(栃木県危機管理防災局・県土整備部)
- 4.防災士・地域防災実践者による実践報告
- 5.共創de地域防災フェス
- 6.車座トーク・地域防災力UP
- 7.まとめ、閉会
開催概要
- 日 時:2023年12月1日(金) 13:00-16:30
- 会 場:宇都宮駅東口交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」
- 対 象:防災士、地域防災に取り組む自治体、企業、NPOほか地域防災に関心のある方
- 定 員:200名
- 参加費:無料