宇都宮大学地域デザインセンター地域防災シンポジウム2024
能登半島地震から学ぶインフラ対策と被災者支援
~令和元年東日本台風から5年の栃木につなげる~
12月6日(金)に宇都宮大学陽東キャンパス10・11号館にて、「宇都宮大学地域デザインセンター地域防災シンポジウム2024『能登半島地震から学ぶインフラ対策と被災者支援~令和元年東日本台風から5年の栃木につなげる~』」を開催し、208名の参加がありました。
プログラム・全体会(10号館アカデミアホール)13:00~14:15
- 1.開会ごあいさつ
- 2.地域防災の推進に向けた宇都宮大学の取組
- 3.能登半島地震に関する調査報告
- 4.学生による災害ボランティア活動報告
- 5.能登半島地震における栃木県の対口支援報告
- 6.分科会に向けた総括コメント
全体会では、本学池田宰学長による開会挨拶、藤原浩已地域デザイン科学部長と山岡暁地域デザインセンター長による本学の地域防災の推進に向けた取組の説明の後、中澤駿佑助教が能登半島地震における建物被害等に関する調査報告をしました。
続いて、9月に行った能登半島地震の仮設住宅でのコミュニティ支援(災害ボランティア)について、大学院博士前期課程地域創生科学研究科社会デザイン科学専攻建築学プログラム1年岩崎直人さん、地域デザイン科学部建築都市デザイン学科1年萱原拓実さん、同三浦俊亮さんが報告しました。また、栃木県危機管理防災局星野光弘参事兼危機管理課長からは、能登半島地震における栃木県の対口支援報告がありました。
最後に、防災学術連体代表幹事でもある本学米田雅子理事が、栃木県の地域防災力の向上への期待を込めつつ、分科会に向けた総括コメントを述べました。
分科会(11号館アクティブラーニング教室)14:30~16:00
- テーマ01 孤立防止に向けたインフラ対策と集落支援
- テーマ02 インクルーシブな視点で進める災害対策
- テーマ03 未来を見据えた防災教育
分科会では、「孤立防止に向けたインフラ対策と集落支援」、「インクルーシブな視点で進める災害対策」、「未来を見据えた防災教育」の3つのテーマに分かれ、様々な担い手が実践した栃木県内のこれまでの災害時の取組を中心に事例として取り上げ、今後起こりうる災害への対応や平常時から進めるべき取組について、議論を深めました。分科会会場の11号館1階ロビーでは、ポスター展示&交流が行われ、本学学生や県内企業・団体等の地域防災の活動を紹介しました。
開催概要
- 日 時:2024年12月6日(金) 13:00-16:00
- 会 場:宇都宮大学陽東キャンパス10号館・11号館
- 対 象:地域防災に取り組む自治体、企業、NPOほか地域防災に関心のある方
- 定 員:200名
- 参加費:無料